東京都世田谷区で80歳無職男性が妻を殺害して逮捕された。
男性は妻の介護を6~7年前からしていて調べに対し、「妻に『浮気している』と言われ、妻が暴れて手がつけられなくなった」「もうだめだと思い首を絞めた」と容疑を認めているということです。
警視庁は介護疲れが動機とみて詳しい経緯を調べています。
*2では調べに対し、容疑を認めたうえで、「妻は数年前から目が不自由で、認知症も患うようになり、ここ数か月は暴れるようになった。何日も責められることが続き、耐えられなくなった」などと供述しているということです。
先にあげた世田谷の事件はわかりません。
・適切なサービスを受けれなかった(受けなかった)
・福祉が見落とした(本人から訴えがなかった)
・自宅に誰も介入できなかった(させてもらえなかった)
こういったケースは各地で増え続けています。
適切な治療を大人が拒否しても病院に連れて行く事は困難です。
高齢者も一緒です。
適切なサービスや第三者の目も当事者が拒否すれば何も出来ない事も多いです。
ただニュースの通り介護疲れの殺人だったら人生のエンディングで寂しいですね。
所で日本は世界ボランティア指数で119国中118位なのをご存じですか?
このランキングを見ると「え?日本は災害時助け合うし」と思います。
それは地震国だからで大きい災害がないと発揮されないのか?
調査していくとランキング上位国を考えた時にキリスト教など宗教観が影響している様です。
アフリカ等そもそも地域で助け合う文化がある国も上位にきているようです。
日本はコロナで多くの人が助けが必要な一方で、コロナ禍で人と接触を最低限にするのが作法にもなった歴史もありました。(それは世界も一緒のはずですが)
余談ですがコロナでボランティアは受け入れない施設が増え、最近再開した施設も増えています。
高齢化社会。介護や福祉にたずさわる人口は限られています。財源は税金ですからね。
日本人社会。知らない人に声をかけるのも勇気が必要ですよね。
「どうされましたか?」「助けが必要ですか?(日本語だと英語のように言いやすい言葉もさらっとは見当たりませんね)」
他人に踏み込んでいいのか。
一方で多くの日本人は誰かの役に立てる自分になりたいと思っている事を私は日本人なので知っています。
働いていれば誰かに喜んでもらうために働く人たちばかりです。
特別な専門職でなくても声をかける事はできますし、どう接するかわからない分接し方は自由です。その行動が福祉につながる事やサービス提供者の事案になる事があるんです。
世界ボランティア指数は
「寄付をしたか?」「ボランティア活動をしたか?」「見知らぬ人を助けたか?」
3つの項目です。
私は高齢化社会に対しては見知らぬ疾病のある方の役に立つ為の行動(練習や勉強も含む)をしたか?
でもいいと思います。
今は困ってなさそうな人でもご近所付き合いをしたか?でもいいと思います。
これから超高齢化社会ですので。
今後日本はどういう社会になるかはわかりませんが、時代に合わせた暖かい心があれば未来は安心できるのではないでしょうか。
まとめです
世田谷の事件は人ごとではない
高齢化社会は財源だけでは回らない
誰かの役に立ちたいと思っている人は多いし、高齢者に関心が無くても高齢者に喜んでもらったら喜ぶ人は多い
コロナでボランティアは受け入れない施設が増えたが、最近ボランティアを再開している施設は増えている
自分達や親達の老後を守るのは自分達
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