介護のいま

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#6 他人のうんこ(そしてその処理)についての話

介護職につくまで私はサラリーマン生活をしていた。

仕事は楽しいとはいえなかったが、趣味や交流、生活を充実させる事によってバランスを保っていた。

職業に就く前に介護に関する興味は幾分かあった。

「聴力障害者の基本的な理解」という講座や「障害者への配慮」という講座を選んで受講した事があること。

当時私の古くからの友人が社会人大学に入りスクーリングで介護施設に行き、そこでの体験を楽しそうに話していた事。

 

そしてその数年後ある日介護施設で働いている人とお付き合いし花火大会に行った時だった。

花火大会程簡単にトイレが無い催しはない。みんなお酒は飲むのでトイレの絶対数が足りなかったりする。

同行者の施設でトイレ借りた方が早いよねということでトイレを借りる事になる。(夜職員と一緒とはいえ部外者をいれる、ずいぶんぬるい施設ですね。まぁ誰にでも緊急性の高いトイレには苦い思い出もあると思いますし10数年前なので時効という事でお願いします)

それを契機に私より少し年配のその施設の職員と話す機会が出来るようになってきた。

「仕事がつまらないくて嫌になりますよ」

「介護って私でも出来ますか?」

すると出来るという。誰でも出来きますからと。

心がきれいな方のみしか入れないような気がしていた。

その時ははっきりと仮に転職するなら、最大の不安に思っている事を聞いてみた。

「ただ私はうんことか絶対に無理なんですよね」

と話すと

「うんこなんてすぐ慣れるよ」

と介護職員の方は話す。

その時はうんこがそんな簡単なものなのかと思わない事もなかった。

 

結論からいうと、うんこはすぐになれます。

(利用者の便がでていない事の方を心配するようになりますし、「いつもと違う」と思ったときに便がでていない事がストレスなのでは等便を基準に考えたりもします)

 

夜中にベッド上の便処理が何人も続いたりすると(排便コントロールができない方を当時は下剤を夕食時に飲んでいただいていた)さすがに疲れますが。

 

フロアがワチャワチャしていて、そのタイミングで精神的にしんどい時などが、たまにありましたが便処理の方が精神的に負担がないように思えるようにすぐなりました。

【イチロウ】

 

ただ何故か公衆トイレで流されてない便を見たりすると気持ち悪くなってしまうんですよね。

そんな神経質な私でも便は3日で慣れました!

 

ここまでお読みいただいてありがとうございます。

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