介護のいま

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#2 最初につとめた施設

「口から出た介護」を有言実行してしまった私が選んだ先は

お泊まりデイサービス

*お泊まりデイとは

2015年に介護保険制度改正で運営が厳しくなり最近はかなり数が減っているサービス。

行政の目が届きにくい等言われやすいサービスでもありました。

今はこのサービスも減って求人も少ないと思います。

緊急ショートなども受け入れをしていて、かなり臨機応変に対応していたと思うし私がいた場所では職員の倫理観や情熱は次に務める事になる法人と変らなかった。

 

何も知らずに当時住んでいた家から近い場所に電話をしたら採用されてしまった。

現場に見学に行く事を進められ現地に行ってみると、次に務める事になる法人運営の4階建ての大きな施設とは違い一軒家ほどの建物だった。

何もリサーチをしていなかったため想像していた施設とは程遠い建物だった。

 

私はこの勤務先が好きだった。

指導をしてくれた方はこの道20数年の母親位の年代のエネルギッシュで情熱的な方。

ケアマネの資格も所有していた。ただ口うるさいと周囲からはあまり好かれていなかったが、もっと過酷な会社員生活を送ってきたので、新人(私)に対する横暴な時やパワハラなんて挨拶程度にしか感じなかった。

何か新しい事をはじめる時は自分がレベル0からはじまる事は心得ていた。

この方からは実に最初の段階で多くを学んだ。

とにかく利用者を観察すること

これはその後の介護職員として常にやり続ける事になる。

どの方がどんな風に過ごしているか把握する事。

職員に頼みたい事があって職員を目で追っている方もいる。

 

介護の技術以外にも迎えに行く(運転しての送迎。道を覚える)買い出し、食事を作る、掃除、もちろん夜勤もある。

その時はその時で覚える事はたくさんあったと今は思うけど、「大変だ」とは思わなかった。

そこそこの会社の正社員としての肩書きを捨て、最初の数ヶ月は時給で働いた。

レクレーションでは真剣にふざけ介護技術は教わった事を自主練をした。送迎は仕事が終わってから下見をした。

苦労話がしたい訳ではない(たいした苦労ではないけど時給ですからね)

レベル0からの発射なんで仕方ないし社会と自分との関係性を取り戻す事が大事だったしやりたかった事をやっている実感があった。それでも正社員で働いていた時は月給でこれ位普通もらっているよねって額だったんで、まぁ別世界でしたね。

3ヶ月後自分でも何をどういう角度で見ても、その場所に必要なパーツになっていると思えてきた段階で正社員の道を提示していただけた。

ありがたい事に初任者研修を会社負担(?)で受講させてくれるという。(どうやら何か県で補助金がでていたようだが。結局詳しい事はもうわからなくなってしまった)

介護保険法制度の改正で運営が厳しくなり親会社が撤退し廃業となるまでこのデイサーブスで勤務することになる。

 

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