介護のいま

保険制度や介護やセルフメンタルヘルマネジメントを発信します。広告を含んでいます。

体験型 介護の仕事

#3 入浴 新人の頃 密閉された空間をいかして

介護職をはじめると入浴の介助をする事になる。 入浴・排泄・食事が3大介護だと言われている。 入浴のメリットは マンツーで一人に関われる事。浴場という空間は人が少ないので、その方の話を聞くことで普段どんな事を考えているか。なかなか聞けない個人的…

#19 長所を見つける

環境の変化が激しい時代だなとは思う。 10年程前は部下を叱咤激励し奮起させる。こういう昭和型な上司が多かったと思う。 私は社会に出てすっとそんな世界に居たように感じる。 今でも昭和型の文化で育ってきた方はいる。 昭和型な上司も観察していると、部…

#14 後悔から得られている事と伝えられなかった後悔の念

「俺はあいつ(子息)が学校をサボったり、何かした時殴ってたんだよ。本当に後悔しているよ」 ある利用者(男性)から突然その方にとって大事な話をされた事がある。(大抵大事な話は聴く準備が出来ていない時にうかがってきた気がする) 深く関わってきた…

#8 絶対に紛失してはいけないもの

・入れ歯(値段はそれぞれ) ・補聴器(オーダーメイドだと50万近くする) 理由は無いと命に関わる事があるためです。 咀嚼できず誤嚥のリスク、聞こえない事によるリスク ただ忘れた頃の紛失する事があります。私の場合正確な記憶ではないですが2年に1回あ…

#7 介護の人々と10年前の記憶

はじめて介護をはじめた場所は(も?)働く人も癖が強めの方が多かった。 薬剤師なんじゃないの?と思う位やたらと薬に詳しい人。 普段は優しいテキパキ働く元々ガテン系のおじさんなんだけどお酒を飲むと人が変る人。 私はありがたい事に若手だった。その時…

#4 ある見当識障害の方の話

介護の仕事をはじめて最初に出会った利用者の中でも特に印象に残った方がいる。 年齢は80代。息子は独立されている。 認知症と見当識障害の既往がある。 この方の話が面白かった。 まず人生の喜怒哀楽を毎日話してくれるし、聞けば聞くほど浮き沈みの激しい…

#5 介護職員初任者研修(介護職をはじめるには)

すでに以前、介護福祉士受験の時を書いていますが 最初に務めた会社で介護職員初任者研修を受講しました。 歴史を調べていくと2013年にホームヘルパー2級という資格から変るものとしてできた資格で出来てすぐに受講したした事になります。 この資格は今思う…

#2 最初につとめた施設

「口から出た介護」を有言実行してしまった私が選んだ先は お泊まりデイサービス *お泊まりデイとは 2015年に介護保険制度改正で運営が厳しくなり最近はかなり数が減っているサービス。 行政の目が届きにくい等言われやすいサービスでもありました。 今…

#1口から介護 (介護職につくまで)

私にとってサラリーマン最後の時期は「あなたはもう役に立ちません」と思わせる拷問椅子のようなものだった。 その数ヶ月前思い描いていたプロジェクトが大失敗に終わり、謝罪興行の果て 一緒に戦ってきた上司はうつ病で休職。 燃え尽きて、ストレスで食事が…

#6 他人のうんこ(そしてその処理)についての話

介護職につくまで私はサラリーマン生活をしていた。 仕事は楽しいとはいえなかったが、趣味や交流、生活を充実させる事によってバランスを保っていた。 職業に就く前に介護に関する興味は幾分かあった。 「聴力障害者の基本的な理解」という講座や「障害者へ…

#15 トイレにいくとう事

私がその方に会った時 年代は60前・脳梗塞の後遺症で半身に麻痺が残ってしまった。 声がでにくいのか言葉もまれにしか発しない。 *1居室担当になったが受動的に施設のスケジュールにあわせて生活はしているがとにかく横になっていたいと話す。 リハビリ担当…

#16 オミクロンの流行

その頃私は疲れていた。 早番、遅番、夜勤。朝も昼も夜も・・不規則な生活。 ハードデイズナイト。お酒の量も増えていた。 世間はまん防でまだまだ閉塞感があり、濃厚接触者の定義があったたため 家庭内で陽性者(主に子供)がでると出勤停止。 職員の陽性者…

#18 共依存

共依存とは 共依存とは、自分自身に焦点があたっていない状態のことです。 たとえば――。 自分の価値を、周囲の基準だけを頼りに判断する。 自分がどうしたいかではなく、周囲の期待に応えることだけに必死。 と定義されている 介護における共依存とは ある人…

#17 受診なし・病名なしの状態

Aさんはパーキンソン病と診断され2年。通所サービスを利用しながら生活をしている。歩く能力などご自身で出来る事は多く維持されています。 精神面はむらがあり落ち着いている時は紳士的・言葉が丁寧な方です(本当はそういう方なんだと思います) 一方急に…

#12 経験が浅かった頃の終末期

ある時、私は絶好調だった。 ユニットにいる利用者、ほぼ全員から信頼を受け「好かれている」状態だった。 他職種からも「すごい人気だね」と言われたものだった。 仕事は楽しかった。 利用者が家族のように感じていた。 家族そのもののような感情を持って働…

#9 レクレーション・利用者同士の関係性や自助等「介護は個性を活かせる最先端の仕事」

好きな事を仕事にしたい。仕事は我慢してやるものだ。様々な仕事に対する考え方を見聞きする。なかにはちょっと変った事をしているという自意識が満足につながる事も人生にはある。 ただ誰にでもきっと人の役に立つたい人から喜んでもらえる自分になりたい誰…

#10 関係性の修復

私が新人の頃の体験です。一度関係性が悪くなると、いつかよくなる事もありますが、相手によってはよくなる事がなく時間が経過するとなすすべがなくなる。 認知症や精神疾患の介護では心当たりがあっても(それがどんなに些細な事だと自分では思えても)無く…

#11 夜勤

夜勤は夜勤の手当てがもらえます。(無い所もあるそうです) 夜勤できるかできないかで大分給与が変ってくるのが介護業界。 夜勤を誰かがしないといけないので手当ては当然ですよね。 夜勤のメリット ・手当がつく ・人によっては日中より楽という意見も ・…

#13 介護福祉士試験

今回は私の介護福祉士試験合格までについてです。 今は大分整備されていますが、年代によって受験までがコロコロ変わったため 最新の受験方法です。 取得まではいろいろなパターンがありますが 私は3年以上の実務経験と実務者研修受講終了して受験しました。…