同じ事業所内でも異動を何度かしてまいりました。大体私の意向では無く大変な所に異動してきたような感じです。あんまり気が乗らない事や異動して後悔した時期もありましたが一カ所にいるより様々な経験ができたし、見ている方には見てもらえたなと思います。
何年も前の異動先は本当に忙しく「こんなんでええんかな」という位、一人一人に寄り添う時間が足りない。
しんどくなってくた時は上司にも相談しましたが、同じタイミングで入職された、いわば同期のような人がいました。
その人とよくディスカッション。思っている事を話したり聞いたり。その方の存在はかなり助かりましたね。数ヶ月後には「喉元過ぎれば」では無いですけど「こっちの方がいいな」と思ってたりしましたが。
そこに数年いてまた異動した先は、若手が多く(10代後半!から20代前半)自然と意見や不満をため込まないように・相談をよくされる関係になりました。若く頼もしく気持ちがいい素直さがある10代から20代前半の人と働く事を私は楽しんでいたのだと思います。
その後、オミクロンによる出勤停止(当時は家庭内での陽性者で長い期間休まなくてはいけなかった)による職員の絶対数の少なさ。終わりが見えないコロナか。若手を精神的に支える役割を幾分か出来たと思います。
若者は宝ですからね。
人間に対する理解が求められる仕事。誰かに支えられたり支える事は得意な人が多いんですよね。昔人に支えられた分、他の人に支えかえす。
異動は「この場所で必要なパーツになる」事を無意識に大事にしてきたように思います。コロナの状況下精神的に若手を支えるという役割を与えてくれた事が成長や経験につながりました。
それはどこでも求められる事ではなく「今このパーツがこの場所で必要」と察知したからだと思います。
それまでも例えばレクが苦手な職員が多い場所ではレクに力をいれてみたり残業が難しい方が多い所では「やった方がいいけどやる時間が無い」ような事をやる時間があるからしてみたりと。
異動先では「しっかりと0からはじめる」事を大事にしていきたい。
立場や年齢、これまでの経験で求められている事が変ってきていても精神的には0から(本来0では無いんですが)学んでいく。素直に謙虚に。新しい自分の発見につながると思います。
環境の変化は得意では無いと思っていましたが、環境の変化はチャンスでもありますね。介護福祉士は日本どこでも仕事はありそうですし。
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