好きな事を仕事にしたい。
仕事は我慢してやるものだ。
様々な仕事に対する考え方を見聞きする。
なかにはちょっと変った事をしているという自意識が満足につながる事も人生にはある。
ただ誰にでもきっと
人の役に立つたい
人から喜んでもらえる自分になりたい
誰かの為に何かをすれば喜んでもらえる、そして自分も幸せになれる。といった気持ち。
それが昔から働く事の意義なのではないだろうか。
介護の仕事をただの毎日変らない業務と捉えると
仕事でしかなくなってくるがテーマを持って取り組むとある意味では最適の場所となってくる。
どこの施設も業務が忙しくて利用者とのつながりがとれない等課題もありますが
介護の仕事は見方を変えれば個性をいかせる最先端の仕事です。
利用者に選んでもらえる関わりが必ずあるんです(それはあなたにしか出来ない関わりだったりする)
私がはじめて介護の仕事を始めた場所はデイ併設の職場でした。
レクレーションを得意(元々あるレクからその方独自のものまで幅広く)とする人に出会い多くを教わりました。
介護=エンターテイメント性が超重要だとそのとき知りました。
私はすべてを見て聞いてメモをして新しい事をどんどん学んでいきました。
介護レクレーションを何もわからないまま学び続け人の面白い事をパクり続け、私は自分のスタイルを確立するようになっていきました。
利用者がどんな人かを知ることによって対象の好みのレクを展開したり
集団での体操やレクをしながら、どの利用者がどんな反応をするか人を観察する時間に使いはじめ関係性を強化なものにするようになっていきました。
やはり介護は観察と「その相手をどれだけ知るか」そして関わり相手がどんな反応をするか、人間関係ですので相手への理解が大事だと思うと一回一回の貴重なレクの時間(利用者にとってはもっと貴重な時間)無駄にできませんよね。
音楽一つとってもその方の思い出深い青春そのものの音楽で急に自分語りをしてくれる利用者。
都道府県クイズや海外クイズをした後「行ったことは?」と付け足し聞いて見ると思い出話に発展して若かりし頃の海外在住の話や世界一周の話が急に聞けたりその方の上京物語や都落ち物語を聞けたり。ちょっと変った事をすると乗ってくる利用者・・。
活気があり楽しかった時の話なんて高齢者は同じ話でも何回でもしたいんです。
テレビでも昔から「超イントロドン」「昭和世代」とレクのヒントになるクイズ番組など山ほどありますし思い出して参考にしていました。
単純に自己紹介・今の気持ちなどを1人ずつしていただいたりもしました。(苦手な方もいるので注意が必要)これは攻めたレクになりますが難しいと思っていた方が自作のポエムを発表してくれたり意外な事が起こったりします。
レクとはいえ(小規模が条件)自己紹介ワークは、自己開示もしつつ今まで生きてきた経験や時代、そこで感じた事、頑張ったこと、苦しかった事を少しずつシェアしていただきその空間でお互いに支え合いそこに自助グループや社会がうまれる。高齢者でも既往があっても自分の本質に気づく事があるんですよね。そこで利用者同士の関係性も強まる。
自己紹介で自分の事を少し話をして安心をして頂きつつ
レクの中にざまざまなその方の個性や生き方をうかがう。
レクは失敗してもいいんです。
例えば初対面に近い利用者で認知症の既往がある方がしりとりが出来なかった→しりとりができない事がわかった。
失敗も前向きにとらえれば成功のもと!
食事、排泄、入浴の介護技術・コミニュケーション・アセスメント力・レクレーション力・ケアプランや書類の作成力。様々行動や排泄のパターン・リスクマネジメント力・環境整備力・傾聴力・他職種連携力・指導力・チームワーク力・・・
様々な事を学びながら前へ進んでいきますが
私が最初に力をいれたのはレクレーション。
楽しんで過ごして帰っていただけるか。
体操やレクレーションの時間を楽しんでいただけるか。
私は元会社員等をしていました。(時系列がバラバラになってしまうがそこから介護職や福祉に関わるようになった発端もいつか書きますね)
私が会社員の時にしていた仕事より(すべてを比較はできませんが)10年以上前介護業界に入り(レクレーションの仕事や傾聴対応)こそ自分の個性を活かせる最先端の仕事だと思えたんですね。
最初に最善の場所で介護の楽しさを学ぶ事が出来た事が介護人生を長く続けられている理由だと思います。
ここまでお読みいただいてありがとうございます。
このサイトでは介護に関する情報や事例・保険制度の情報、セルフメンタルヘルスマネジメント、生命を描いた作品等を発信していきます。